昔の私は、ちょっとしたことで落ち込んだり、「どうせ私なんて…」って自分を責めてしまうタイプでした。
失敗すると必要以上に反省して、誰かの言葉にいちいち傷ついて、夜になるといろんなことを考えて眠れない日もありました。
周りからは「気にしすぎだよ」と言われるけど、そう簡単に切り替えられるなら苦労しないですよね。
でもある日ふと、「このままじゃもったいないな」と思ったんです。
もっと気楽に生きられたらいいなって、心から思った瞬間でした。
そこから少しずつ、“ポジティブに切り替えるための習慣”を試してみるようになったんです。
最初はうまくいかないこともあったけど、今では「まぁいっか」「なんとかなるか」って、自然と思えることが増えました。
この記事では、そんな私が実際にやってよかったと感じた、ポジティブ思考に近づくための小さな習慣を7つご紹介します。
もし今、ネガティブな気持ちで苦しくなっている方がいたら、どれかひとつでもヒントになればうれしいです。
どうしてネガティブになっちゃうの?
ネガティブになってしまう理由って、人それぞれ違うと思うんです。
でも私の場合は、完璧主義だったり、こだわりがつよかったり、人と比べるクセがあったり、挙句の果てに嫉妬したり、すねちゃったりとうっとおしい人間でした笑
それに、自分の感情に蓋をするクセもあったから、本当はつらいのに「平気なふり」をしてしまってました。
気づけば、心がちょっとずつ疲れていって、何をしても楽しく感じられなかったんです。
でもそのことに気づけたからこそ、変わるきっかけができました。
完璧じゃなくていいし、落ち込むことがあっても、ちゃんと戻ってこれたらそれでいい。
そう思えるようになったのは、小さな習慣をひとつずつ取り入れていったからなんです。
ポジティブ思考に近づいた7つの習慣
「ポジティブになりたい」と思っても、急に考え方を変えるのって難しいですよね。
だから私は、考え方を変えるよりも、まずは『行動』を変えることから始めてみました。
気持ちって、意外とちょっとした習慣や環境の影響を強く受けるものなんです。
特別なことじゃなくて、日常の中でできる“ごく普通のこと”を続けていくうちに、だんだん心のクセも変わってきました。
ここでは、私が実際に取り入れて効果を感じた、小さな習慣を7つご紹介します。
できそうなところからでいいので、ぜひ気軽に試してみてくださいね。
① 朝、スマホを見る前に深呼吸する
以前の私は、目が覚めた瞬間からスマホをチェックするのが当たり前でした。
でも、SNSやニュースでネガティブな情報に触れてしまうと、それだけで一日がどんよりスタートしちゃうんですよね。
あるときから、スマホより先に『深呼吸を3回する』って決めてみたんです。
それだけで、なんとなく落ち着いて、「今日はどんな日になるかな」って前向きに考えられるようになりました。
ほんの数秒のことだけど、朝の空気を感じるだけで、心の余白が生まれる気がするんです。
② 小さな「できた!」を自分で認めてあげる
何か大きな成果がないと、自分を褒めちゃいけない気がしてたんです。
でも実際は、「朝ちゃんと起きた」とか「ゴミ出しした」とか、そういう『小さな達成感』の積み重ねが、自信につながるんですよね。
私は毎日、夜に「今日できたこと」を3つだけメモするようにしました。
ほんとにちょっとしたことでも、「よくやったじゃん」って自分に言えるようになると、不思議と前向きになれるんです。
③ 自分にやさしい言葉をかける
人には「大丈夫だよ」って言えるのに、自分には「なんでこんなこともできないの?」って言っちゃうこと、ありませんか?
私、これすごく多かったんです。
だから意識的に『今の自分にやさしい言葉をかける』って習慣を始めました。
「今日もちゃんとがんばってるよ」「ゆっくりでいいからね」って、心の中で言ってあげるだけでも、安心できるんですよね。
自分の味方になれるって、こんなに心が軽くなるんだって気づけた瞬間でした。
④ 比べる相手を「昨日の自分」にする
SNSを見てると、「あの人はキラキラしてるな」とか「なんで私はうまくいかないんだろう」って、つい比べちゃうことってありますよね。
私もずっと、自分よりできる人とばかり比べて落ち込んでばかりでした。
でもあるとき、「比べるなら“昨日の自分”でいいんじゃない?」って思ったんです。
昨日よりちょっとだけ早く起きたとか、落ち込みから立ち直るのが早かったとか。
そんなふうに自分の成長を見つけるようになってから、心がラクになりました。
人と比べるより、自分のペースで進んでることに気づけるようになりますよ。
⑤ モヤモヤした気持ちを紙に書き出す
落ち込んだりイライラしたときって、頭の中がぐるぐるしちゃって、余計しんどくなりますよね。
私はそんなとき、ノートやメモ帳に『今の気持ち』をそのまま書き出すようにしています。
「もう疲れた」「何もしたくない」って正直な言葉でも大丈夫。
誰にも見せるものじゃないから、自分に素直になれるんです。
不思議と、書き終わった頃にはスッキリしていて、「じゃあどうしようか」って前向きな気持ちが戻ってくるんですよね。
⑥ 外に出て、五感を使ってみる
家にこもっていると、考えすぎちゃったり、気分も沈みがちになりませんか?
そんなときは、思いきって外に出て『風の匂い』や『太陽のあたたかさ』を感じてみてください。
歩きながら木の葉の音を聞いたり、空を見上げたり。
五感を使うと、頭で考えすぎるのが自然と止まって、今この瞬間に気持ちが戻ってくるんです。
私は特に、ちょっと空がきれいな日や、鳥の声が聞こえた日は「今日も悪くないな」って思えるようになりました。
⑦ 完璧じゃなくても、自分を認めてあげる
「もっとちゃんとしなきゃ」って、自分に厳しくなりすぎていませんか?
私も以前は、失敗した自分をずっと責めてしまって、なかなか前に進めなかったんです。
でもあるとき、「こんな私でも、よくやってるよね」ってふっと思ったことがあって。
そこからは、うまくいかなかった日も「でもちゃんと生きてるじゃん」って、自分にOKを出せるようになりました。
完璧じゃなくていい、自分なりにがんばってるだけで、じゅうぶんなんです。
まとめ|ポジティブになるって、少しずつで大丈夫
ネガティブな気持ちって、誰にでもあるし、無理に消そうとすると余計に苦しくなることもありますよね。
私もずっと、「ポジティブにならなきゃ」って焦っていた時期がありました。
でも本当に大切なのは、『少しでも前向きに戻れる力』を育てていくことだと思うんです。
今回ご紹介した習慣は、どれも大きな変化じゃないけれど、積み重ねることで少しずつ心のクセが変わっていきました。
完璧じゃなくていいし、落ち込んでもいい。
でもそのあと、「また立ち上がろう」と思えたら、それだけでじゅうぶん前に進めてるんですよね。
ポジティブって、いつも笑顔でいることじゃなくて、自分を信じてあげること。
もし今、ちょっと疲れている人がいたら、「まずは深呼吸からでもいいんだよ」って伝えたいです。
できるところから、自分を大切にする習慣をはじめてみてくださいね。