なんで私はいつも幸せになれないんだろう。周りは楽しそうなのに、自分だけ取り残されているような気がする。
がんばっているつもりなのに空回りしたり、うまくいかないことが続くと「私ってダメなのかな」と不安になってしまうこともありますよね。
SNSを見れば、キラキラした人の報告ばかり目について、「あの人と私、何が違うんだろう」と落ち込んでしまいますよね
努力が足りないのか、性格が悪いのか、そもそも自分には幸せになる資格なんてないのかもしれない…そんなふうに自分を責めて、ますます苦しくなる。
でも本当は、あなたが不幸だから幸せになれないわけではありません。ただ「物事の捉え方」と「心の使い方」を、まだ誰からも教わっていないだけなんです。
この記事では、無理やりポジティブにならなくても心が少し軽くなる「幸せになれる人の考え方」を、やさしく整理してお伝えします。
幸せになれる人の考え方とは？
幸せって特別な場所にあるものではなくて、いまの生活や日常の中に、静かに潜んでいるもの。
でも心に余裕がなかったり、自分に自信がなかったりすると、その小さな幸せに気づけなくなります。
幸せになれる人の考え方とは、『幸せを外に求めるのではなく、自分の中に育てていくもの』そんな視点を持っていることが共通しています。
① 完璧じゃなくていいと知っている
完璧を求めるほど、心は苦しくなるものです。幸せになれる人は、失敗や弱さも自分の一部として受け入れています。
「うまくいかない日があってもいい」
「できない自分も、人間らしくて愛おしい」
いつもの脳みそが幸せ志向の人って、そんな風に、自分を否定しない優しい視点を持っています。
仕事だって完璧じゃなくていいんです。失敗はつきもの、挫折だってまた経験。完璧なんて必要なしです。
② ないものより、あるものに目を向ける
足りないものを探すクセがあると、どれだけ手に入れても満たされません。
幸せになれる人は、小さな「ある」に気づきます。
・今日ちゃんと起きられた
・美味しい食事ができた
・空がきれいだった
それは大きな成功より、じんわりと心を満たしてくれる習慣です。
③ 他人と比べず、過去の自分と比べる
SNSや周りの成功ばかり見てしまうと、心は置いていかれたように感じます。
幸せな人は、外ではなく自分のペースを軸に生きています。昨日の自分、1年前の自分と比べて、ほんの少しでも前に進めていたらそれでいい。
その積み重ねが、自信へと変わっていきます。他人と比べて落ち込むのは本当にナンセンスです。
どうしても比べてしまう場合は他人がいないものとしましょう。この地球には自分しかいないと仮定して自分中心に考えてみてください！
④ 感情を押し込めず、味わって手放す
悲しみや怒り、孤独を感じると「こんな感情いらない」「弱い証拠だ」と思いがちですよね。
でも本当は、感情は押し込むほど苦しくなります。幸せになれる人は、感情を敵にしません。
「私はいま、辛かったんだね」そう認めることで、心はふっと軽くなります。
⑤ 幸せを「待つ」のではなく、自分で選ぶ
幸せになれる人は、「いつか幸せが来るはず」と受け身ではありません。
日常の中で選ぶんです。
・やさしい言葉を選ぶ
・自分を大切にする行動を選ぶ
・心が温かくなる方を選ぶ
その小さな選択が、未来の大きな幸せにつながります。
⑥ 自分を後回しにしない
周りを優先しすぎて、気づいたら自分が疲れ果てている…そんな状態では心は満たされません。
幸せな人は、他人にやさしいだけじゃなく、自分にも優しい。自分を満たすことが、心に余裕をつくり、人にも愛を渡せることを知っています。
私はいつも言っています。
1番大事にすべき人は自分の魂を宿してくれている自分の体なのです！
不幸な人がやっていること
この記事では、不幸な人が知らずにやってしまう３つの行動をわかりやすく整理していきます。
気づいた瞬間から、人生の歯車は少しずつ変わり始めます。責めるためじゃなく、自分を取り戻すために読んでみてください。
① 自分にだけ厳しすぎる
自分にだけ異常に厳しい人は、少しの失敗やミスでも「なんでこんなこともできないの」と自分を責めてしまいます。
周りから見れば十分がんばっているのに、本人の中では「まだ足りない」「もっとやらなきゃ」という基準しかなく、心が一度も休めていません。
その結果、「ほめられても信じられない」「結果が出ても安心できない」という状態になり、どれだけ努力しても満たされない不幸体質が続いてしまいます。
本当は、完璧にできない日があっても、人間としてダメなわけではありません。
むしろ、失敗した自分を責めるのではなく「よくここまでがんばったね」と一度受け止めることで、次に進む力が湧いてきます。
幸せになりやすい人は、自分へのダメ出しよりも、自分への労いの言葉を少しずつ増やしています。
自分に優しくすることは、甘えではなく、長く幸せに生きるための大事な土台なのです。
② 健康管理を後回しにしてしまう
不幸を感じやすい人は、心の悩みだけに意識が向きがちですが、実は「体の状態」が大きく影響しています。
睡眠不足が続いたり、コンビニ食や甘いものばかりで栄養が偏っていたり、疲れているのに休まず働き続けたりすると、脳はネガティブな情報を拾いやすくなります。
同じ出来事でも、元気なときなら「まあ大丈夫か」と流せるのに、疲れていると「もう無理かもしれない」と極端に捉えてしまうのです。
それを性格の問題やメンタルの弱さだと思い込むと、さらに自分を責めてしまい、悪循環から抜け出せなくなります。
まずは難しいことをするよりも「しっかり寝る」「温かいものを食べる」「少し歩いてみる」といった、ごくシンプルなセルフケアからで大丈夫です。
体が少し整ってくると、心の中のざわざわが自然と静まり、「そんなに悲観しなくてもいいかもしれない」という余裕が戻ってきます。
健康管理は、ぜいたくなことでも後回しにしていいことでもなく、自分の人生を幸せ側に戻すための大切なスイッチなのです。
③ 他人のことばかり気にしてしまう
不幸になりやすい人は、「あの人はうまくいっているのに、私は全然ダメだ」「あの人のほうが幸せそう」と、いつも自分と他人を比べてしまいがちです。
SNSで誰かの成功報告や幸せそうな写真を見るたびに、自分の価値が下がったような気がして、心の中にチクっとした嫉妬や劣等感が生まれます。
でも本当は、誰かが幸せになったからといって、あなたの幸せが減るわけではありません。
人の幸せと自分の幸せは、天秤のようにどちらか一方しか乗せられないものではなく、それぞれが別の場所で育てていくものです。
「人が幸せでも、自分が不幸になるわけじゃない」と心から理解できてくると、他人の成功は自分を責める材料ではなく、「そうなりたいと思えるヒント」や「励み」に変わっていきます。
他人の人生を基準に生きている限り、どれだけがんばっても満足感は得られません。
視点を「周りの人」から「過去の自分」に戻し、少しでも昨日より前に進めた自分を認めてあげることで、自分だけのペースで幸せを感じられるようになっていきます。
他人が宝くじに当たっても自分のお金は減りません。他人の幸せは喜んであげましょう
まとめ
幸せになれる人とそうじゃない人の差は、生まれつきの能力や環境ではありません。
考え方の癖や、どこに意識を向けるかの違いだけです。
あなたはすでに幸せになれる素質を持っています。
ただ、今まで気づけなかっただけ。
自分を責めすぎず、人と比べすぎず、体と心をちゃんと扱ってあげることで、見える景色は少しずつ変わります。幸せはどこか遠くにある特別なものではなく、あなたの中で育っていくものです。
今ここで「幸せになりたい」と思ったその瞬間から、もう人生は幸せの方向へ進み始めています。焦らず大丈夫。あなたは不幸なんかじゃありません。
